世界には100社以上のインプラントメーカーが存在すると言われています

インプラントの種類は主流はチタンを用いたルートタイプ で、他にはカルシウム素材(ハイドロキシアパタイト)をコーティングしたものも骨を呼び込む性質があるため人気があります。
他の分け方としては埋め込む手術が1回で済む1回法と2回に分ける2回法があります。
世界には100社以上のインプラントメーカーが存在すると言われていますが、日本で手に入るのは30社ほどです。
10年以上の歴史を持つ主要なインプラントは10年後の生存率がどれも95%を越えて安定した成績を持っています。
当医院でも以下のように数種類のシステムを、患者さんの希望や骨の状態、かみ合わせの環境に合わせて使い分けております。
スイスプラス:アメリカ
スイスプラスは、スイスで開発されたITIインプラントを模倣して、アメリカで作られたインプラントです。
スイスのITIを越えられるようにとスイスプラスの名前が付けられています。
表面はSBMブラスト処理によりザラザラした性状になっており、このことがインプラント体と骨との結合「オッセオインテグレーション」を促進しています。
スクリューベント:アメリカ
アメリカでシェアが多い2回法のインプラントです。
インプラントを埋入する場所の骨が足りない場合などに骨や人工の移植材を移植し顎の骨を広げる処置(GBR)などを併用する場合に使います。
ノーベル リプレイス:スウェーデン
リプレイスは元々、アメリカの「ステリオス」というインプラントでしたが、数年前、ノーベルバイオケア社が吸収合併し、リプレイスという名前に変わりました。
同社のブローネマルクインプラントは長めのインプラントのため、骨の厚みや高さが少ないケースでは使用が難しい傾向がありましたが、リプレイスは短めのインプラントのため、骨の厚みや高さが少ないことが多い日本人に向いているインプラントであると言えます。
リプレイスはブローネマルクの器材が使用できるため、ブローネマルクからリプレイスに乗り換える歯科医院も増加してきています。