~歯磨き剤の工場見学~
歯周病予防、虫歯予防に欠かせない歯磨き剤。
どんな成分が入っていて、どうやって作られているのでしょうか。
ライオン株式会社 小田原工場
歯磨き剤のほかに、医薬品、機能性食品なども製造しています。
衛生管理には細心の注意を払って入室
清掃剤、発泡剤。湿潤剤、薬用成分など、たくさんの原料を使用
①原料を計量
コンピュータ制御された直径約2mの釜で原料を大型の自動計量装置で、歯磨き剤の目的に応じ、それぞれの原料を適切に計量。
②原料を配合
配合。気泡を抜く為に真空状態もして、混合と練上げを行う。一度に約4万本分の歯磨き剤を作る事が出来る。
③チューブを整列
歯磨き剤を充填する為チューブを整列させる。
④歯磨き剤を充填
歯磨き剤は一瞬で注入。チューブの端を閉じ圧力をかけて密封検査へ
⑤製品完成
1分間に300本の歯磨き剤が出来上がる。
⑥箱詰め
スピーディーに封入されて出荷準備完了!!
*歯磨き剤の主な成分と役割
清掃剤 無水ケイ酸、炭酸カルシウムなど
歯の表面を傷付けず、汚れや歯垢(プラーク)を落とす
発泡剤 ラウリル硫酸ナトリウムなど
歯磨き剤が口中に広がるようにする。
湿潤剤 グリセリン、ソルビトール
歯磨き剤に適度な湿り気を与える
香味剤 サツカンナトリウム、メントール
すっきり爽やかな香味を口中に与えるミント類など。
粘結剤 カルボキシメチルセルロースナトリウム、歯磨き剤の成分が分離する
アルギン酸ナトリウムなどことを防ぎ、粘性を与える
薬用成分 フッ化ナトリウム、トラネキサム酸
それぞれの薬用成分の有効性が、
歯と口のイソプロピルメチルフェノール
疾患予防などの働きをする。デキストラナーゼ
*目的、色々。自分に合った歯磨き剤を選ぶと効果もアップ
歯磨き剤は、歯垢や着色汚れを落とすこと以外にも、配合されている成分によって、いろいろな効果が期待できます。
歯周病予防 歯周ポケットの奥に潜む歯周病菌を殺菌する成分や、
歯茎の腫れを抑える成分を配合。
虫歯予防 虫歯の発生や進行を防ぐ「フッ素(フッ化物)」や歯垢を
分解・除去する酵素、殺菌成分を配合。
知覚過敏用 冷たいものがしみる「知覚過敏」の方向け歯磨き剤。
しみる痛みを防ぐ成分配合。
歯茎活性化 歯茎の血行を良くして、活性化する作用をもつ
タミンEや薬用成分で、歯周病を防ぐ。
ホワイトニング きめ細やかな泡で、
歯の表面にたまった着色汚れ(ステイン)を浮かせて
除去しやすくした歯磨き剤。
子供用 子供が好む味や香りで、楽しく歯磨きをしながら虫歯を防ぐ、
歯磨き剤。フッ素配合のものが多い。
奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科
ふかみ歯科・矯正科クリニック
香芝市・橿原市からも多数来院されています。