「歯周病ケア」できていますか?
Q .歯周病ってどんな病気?
A.歯周病は、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が歯肉に炎症を起こす細菌感染症です。
進行すると歯を支える骨が破壊され、大切な歯を失うこともあります。
成人の約8割がかかっている国民病であり、世界で最も患者数の多い病気でもあります。
Q.歯周病はなぜこわいの?
A.日本人が歯を失う原因のトップが歯周病です。自覚症状が少ないため、気づかないうちに
進行してしまうのです。さらに、慢性的に歯周病にかかっていると、脳卒中や糖尿病など全身の病気にも影響します。
Q.歯周病のケアはいつから始めればいいの?
A.重度の歯周病は30~40代から増え始めます。年齢とともに症状の深刻な人の割合が増えるものの、初期症状は10代にも見られます。歯周病予防に早すぎるということはありません。若いうちから歯周病予防を意識したケアを実践しましょう。
Q.「歯周ポケット」って何のこと?
A.歯と歯茎の隙間のことです。歯周ポケットには歯垢がたまりやすく、細菌が増殖することで歯周病が進行します。歯周病予防のために、まずは歯周ポケットを清潔に保つよう心がけましょう。
Q.歯周病って治るの?
A.初期の歯周病であれば、歯科専門家の指導に基づく適切なブラッシングにより進行を抑え、症状を改善することができます。しかし、進行すると専門的な治療が必要になり、特に重症な場合は外科手術が必要なことも。歯周病は早期発見、早期治療が大切なのです。
Q.歯周病に気づくサインはあるのか?
A.歯茎の赤みや腫れ、血が出るなどは初期症状もサイン。
図のような歯茎の症状があてはまる人も要注意。鏡で毎日チェックして、気になる症状があれば歯科医院などで早めに診てもらいましょう。
歯周病予防のセルフケア
~知っておきたい!6つのポイント~
①超極細毛で歯垢除去
歯周ポケットの歯垢を取り除くためには、奥まで毛先が届きやすい超極細毛の歯ブラシがおすすめ。歯科衛生士にアドバイスを受けて、自分に合った歯ブラシを選びましょう。
②歯ブラシは45度に当てる
歯周病菌が増えやすい歯周ポケットの清掃には、歯ブラシの毛先を歯と歯茎のすき間に45度の角度で当て、軽い力で細かく動かしましょう。
③歯垢が残りやすいところを知ろう
しっかりみがいたつもりでも、歯ブラシの毛先が届きにくいところには歯垢が残りがち。みがきにくい所こそ丁寧なケアを心がけて。
④自分に合う歯間ケアアイテムを
歯ブラシの届かない歯と歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシで歯垢除去。歯科衛生士のアドバイスを受けて、自分に合ったものを選びましょう。
⑤歯ぐきケアをプラス
年齢とともに増える歯周病。歯ぐきのおとろえが気になるなら、歯ぐき細胞を活性化する成分が配合されたハミガキ剤やデンタルリンスを。
⑥寝る前は集中的にナイトケア
歯周病菌が増えやすいのは就寝中。寝る前は殺菌成分配合のハミガキ剤やデンタルリンスを用いるなど、細菌を増やさないケアが有効です。
奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科
ふかみ歯科・矯正科クリニック
香芝市・橿原市からも多数来院されています。