食べ物が変われば、口が変わる⑩
口に入った後の食育
「食育基本法」は、子供たちが体に良い食べ物を選ぶ力を身につけ、将来の生活習慣病を予防することを目的としています。この背景として、現在は生活習慣病が増加しており、その根源は子供の頃の食生活にあると考えられています。
そこで、地域や学校を中心としてさまざまな取り組みが行われていますが、食育に関する資料を見てみると、ほとんどが”口に入る前の食育”に関するものでした。
しかし、”口に入った後の食育”も重要であると思います。
例えば、食物繊維の多く含む食べ物は、便通をよくして大腸ガンの予防になると言われていますが、歯が悪くて噛めなかったらどうでしょうか?
消化不良を起こすだけで、百害あって一利なしです。
合成保存料や食品添加物などは発がん作用をもつとされていますが、多くの発がん物質を唾液に30秒漬けると、発がん作用(変異原性)が低下すると言われています。これは、唾液に含まれるペルオキシターゼという酵素によるものです。
この研究を根拠に「よく噛むとがん予防になる」と言われています。
奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科
ふかみ歯科・矯正科クリニック
香芝市・橿原市からも多数来院されています。