食べ物が変われば、口が変わる⑤
大きな口を開け前歯で咬み切り臼歯で噛む
人に前歯と臼歯が存在するのは、前歯で食物を咬み切り、臼歯で咀嚼しなさいという意味で、両方の歯を使って食べることが重要です。
前歯は包丁の代わりの歯で、包丁で小さく切ってあげれば前歯を使うことなく、最初から奥に入れてしまいます。
大きな口を開けて、前歯でかじり取る食べ方が重要で、かじり取りにくい食物であれば、口唇や舌にも力を入れるので、筋肉も発達します。
そのために、食物は小さく切らず、塊のまま。「手抜き」をする事です。
- 大きな口を開ける
- 前歯を使う
- 口唇や顔の表情を作る筋肉が発達する
- 舌がよく動く
- 噛む回数が増え筋肉も発達する
- 唾液がよく出ることがわかります。また、水やお茶で流し込み食べをしている子供が目につきます。流し込み食べをすれば、体の唾液を出す必要がありません。お茶は食後に飲むようにすることが重要です。
口ポカ〜ン族が増える理由は、昔と比べ、“口遊び”をすることが減った事が考えられます。
“かざぐるま”、“シャボン玉”、“にらめっこ“、”ラッパ笛“、”口笛“、”紙風船“、”風船ガム“などをしている子供を見かけなくなりました。
口唇を閉じる力(口唇閉鎖力)の弱い子は口笛を吹くことができません。
かつての子供達は“口遊び”を行う中で、自然に口の周りの筋肉も鍛えられていたのです。
口呼吸の予防のためにも“口遊び”を考え直す必要がありそうです。
奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科
ふかみ歯科・矯正科クリニック
香芝市・橿原市からも多数来院されています。