母乳とむし歯

 1母乳は、乳首を上アゴに押し付け、しごくようにして飲むため、上の前歯に母乳が付着しやすく、飲みながら眠ってしまうと唾液の分泌量が減るため、自浄作用が働きません。

 それに対して、下の前歯は舌で覆われているため、母乳の付着が少なく、唾液によっても洗い流されます。

 そのため、上の歯に虫歯があるのに、下の歯に虫歯がないという特徴的な様子がみられます。その症状から、虫歯の原因が母乳(哺乳瓶も同様)かどうかを見極めることは比較的容易なことです。

 では、母乳保育の子供は、必ず虫歯になるのでしょうか?

 いいえ、母乳酒では虫歯にはなりません2

 歯が生えるとすぐ、虫歯の原因菌である「ミュータンス菌」が歯の表面に定着します。このミュータンス菌が歯の表面についた母乳や離乳食の食物残渣の中に含まれる糖質(ショ糖)を栄養源として酸を作り、エナメル質を溶かして虫歯にするのです。

 では、このミュータンス菌はどこからやってくるのでしょうか?

 お母さんの口から約4割、次にお父さん、保育者からくることもあります。育児に関わる全ての人が、自身の口の中の環境を整えることで、子供の虫歯予防につながります。

 

〜保護者へのアドバイス〜

 1歳前後は上下に前歯しか生えていないため、歯並びにはすき間があり、虫歯になりにくい状態といえます。この時期に虫歯がみられるということは、離乳食や哺乳瓶による糖質の過剰摂取が疑われます。そのため、保護者への適切なアドバイスが必要になります。

 

 

 

奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科

ふかみ歯科・矯正科クリニック

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