歯は抜けたままでも大丈夫?
みなさんは、抜歯したあと歯を抜けたままにしていませんか?「奥歯で見えないし、反対側で噛めばご飯も食べれるしいいや」とそのままにしている方もいるのではないでしょうか。
それぞれの歯の役割
まず、歯があれば何ができるのか?
- 噛むことができる
歯がないと噛むことができません。
- 喋ることができる
歯がないと言葉も聞き取りづらくなります。そして、喋ることにより、人とコミュニケーションをとることができます。
- 審美性がある
歯がないと口元がすぼんでしまって、見た目もよくないですよね。
また、歯は上下のアゴがかみ合うように位置を決める役割も果たしています。人は動物とは異なり、社会生活の中でストレスを感じます。そのストレス代謝の一環で、歯ぎしりや食いしばりが起こりますが、その時にしっかりとアゴを支え、下のアゴの運動を誘導し、その力に対抗してくれます。
前歯は食べ物を噛み切る役割と、下のアゴが前後左右に動く時に誘導する役割があります。奥歯は食べ物をすりつぶす役割と、噛む力をしっかりと支え下のアゴの位置決めをする役割があります。
歯がないままだとどうなる?
誰もが理想的な歯並びや歯の形をしているとは限りません。そのため、下のアゴが変位し、出っ歯や受け口になってしまったり、顎関節症などの原因になることもあります。また、特定の歯への負担が大きすぎると、歯を支えている骨が減り、歯はグラグラになってしまいます。
まして、歯がないままにしておけば、残っている歯に過剰に負担がかかって歯の位置が変わり、その結果さらなる歯の喪失への大きな原因となってしまいます。
数本の歯を失っても、「まぁ大丈夫」と放っておくのではなく、どのようにしていくべきか、歯医者さんに診断してもらうことをおすすめします。
奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科
ふかみ歯科・矯正科クリニック
香芝市・橿原市からも多数来院されています。