良く噛んで食べる為には③

 前回のコラムでは、野菜をスティック状するだけで噛む回数は増えることを書きました。
その他、簡単な方法として、ご飯に”ふりかけ”をかけると、噛む回数は増えます。
ご飯の実験では、100g(おにぎり1つ分)の噛む回数を測定すると353回。雑穀米では、526回。炊き込みご飯で660回と約2倍の噛む回数に・・・

 
 ご飯は、他の食べ物を混ぜると噛む回数が増えるという結果が出ています。
 では、パン食ではどうでしょう?卵とハム入りのサンドイッチで実験すると、1切れ130回。ミミ付きのパンなら202回と、予想通り1.5倍に増るのですが、ミミなしでも、焼いたパンなら236回と、ミミ付よりも、噛む回数が増加するのです!
 硬さを上げると、噛む回数は増えることは想像しやすいのですが、硬いパンのミミよりも、焼いたパンの方が噛む回数が増えるのは驚きです。
 その理由として、食べ物に含まれている水分量がポイント!
 パンを焼いて、水分を飛ばすと飲み込みにくくなるので、しっかり噛んで、唾液を出し、飲み込みやすくする必要があります。ここで注意は、食事の時に飲み物を飲まないこと!折角の、回数噛んで唾液を出すチャンスを、水分を含むことで台無しにしては元も子もありません。
 最後に、ミミ付の焼いたサンドイッチでは、噛む回数が260回と、2倍になりました。
 噛む回数は、硬さだけでなく食べ物に含まれる水分量にも大きく影響しているのです。

奈良県大和高田市
医療法人 橙花会
ふかみ歯科・矯正科クリニック
院長 深見幸司