虫歯菌は未来の人間を救う?

 虫歯の原因の虫歯菌は、口の中にネバネバ物質を作って歯にへばりつき、うがいなどでは取れないように身を守っているのですが、最近、この嫌われ者の虫歯菌から、未来プラスティック素材(高分子多糖類の完全直鎖状のα-1,3-グルカン)の合成に成功しました。

虫歯菌と虫歯Dv.jpg

 従来のプラスティックは熱に弱く、溶けてしまう点・石油製品で人体に有害な物質が含まれる点が問題でした。実験に成功した東京大学と東京農工大の研究チームによると、新しいプラスティックは、高耐熱性・高強度のモノで、サランラップのような薄いシート状にも加工が可能だとか!

 石油製品であるナイロン(225℃)やポリエチレン(175℃)に比べ、抜群に高耐熱性(300~340℃)をもち、しかも、生物由来で環境にも優しく、口に入れられるという特性から、食べられる素材、医療用の素材としても研究開発が進められる予定です。

 まだ、研究段階で、この素材がどういった物と置き換えができるかはこれからですが、将来は、虫歯菌の大量生産工場ができるかもしれませんね。

奈良県大和高田市

医療法人 橙花会 ふかみ歯科・矯正科クリニック