2日目のカレーの秘密

 同じラーメンでも、”のびた麺”よりも”歯ごたえのあるシコシコの麺”のほうが、美味しく感じます。パンは、モチモチ食感が好き!という人もいれば、リンゴはすり潰したものより、丸かじりが美味しいと思う人もいます。
 これは、普段の食事で”美味しい”と感じるには、食べ物の味だけでなく、色やにおい、食感が深く関係しているためです。また、良く噛むことで、味やにおいを良く感じることができ、”美味しさ”に相乗効果が生まれるからなのです。
カレーb.jpg よく”カレーは2日目が美味しい”といいますが、材料に変化がないのにどうして味が変わるのか?

 カレーはより長時間煮込むと、ジャガイモなどの具が溶けだし、粘度が増して行きます。2日目のカレーは、水分もほどよく飛んで、とろみがつき、口から食道、胃へと落ちる速度がゆっくりになって行きます。味だけでなく、においもゆっくりと流れて行くことで、より、”美味しさ”を感じることができます。”コクがある”とよく言いますが、”旨味”+”とろみ”がコクの正体なんです。コクのあるものは、喉を通る時の感覚が美味しさに影響して来ます。

  ただし、美味しい2日のカレーにも落とし穴が!
 根菜類が多いカレーの具には、ウエルシュ菌という、土や水に広く存在する食中毒菌が生息する危険があります。作りたてのカレーは、熱によってこの食中毒菌がほぼ死滅していますが、一部は生き残り、時間と共に増えて行きます。空気に触れると増えない菌なのですが、カレーなどの液状の料理の場合、ナベ底は空気に触れず、増殖の危険があります。特に大きな鍋で、数日分を一気に作る場合に起こりがちな食中毒です。
2日目のカレー 菌.jpg その為、カレーを保存する場合は、室内に放置せず、粗熱を取ったら冷蔵庫に保管が原則!また、食べる前には再加熱をしましょう!これから、夏に向けて要注意です!

奈良県大和高田市
医療法人 橙花会
ふかみ歯科・矯正科クリニック