虫歯治療の変化

虫歯の詰め物と言えば、『銀歯』をイメージする人も多いと思います。なんと、日本人の約7割に銀歯が入っているという医用機器メーカーの調査もあります。
銀歯治療.jpg しかし、最近の治療では、この銀歯が少なくなって来ています。その代わりに、『コンポジットレジン』という、白いプラスティックの詰め物が増えて来ています。
 この『コンポジットレジン』通称『レジン』は、プラスティック素材の詰め物で、保険診療でも認められています。患者さんの審美的な要求や、金属価格の上昇から、銀歯治療からレジン治療へ移行して来ています。
コンポジットレジン治療.jpg 治療手順は、
①虫歯を丁寧に取り
②消毒の後、ペーストのレジンを盛り
③光を20秒ほど当てて固めて
④形を整えます。
1-2本の虫歯の治療であれば、30分程度。しかも、1度の治療で終了します。一方、銀歯治療は、虫歯を取った後、型取りをして、後日セットと、2回以上の通院が必要です。

このレジン治療、患者さんにとって、治療回数が少なくなる、目立たない、というメリットのほかに、もう一つ大きなメリットがあります。それが、『健康な部分の歯を削らない』ということ!
 え?虫歯治療では、虫歯だけを取るのではないの?と思った方もいると思いますが、実際は、健康な歯の部分も削って虫歯治療は行われています。
コンポジットレジン治療②.jpg 銀歯治療の場合、型を取って銀歯を作るために、ある程度の厚みと大きさが必要になります。また、銀歯と歯を接着剤で付ける時にどうしても段差ができてしまいます。その為、、銀歯と歯の境目に
物が詰まって虫歯になりやすい為、”予防拡大”と言って、虫歯になりやすい部分(歯の溝の部分)を含めて削って銀歯で置き換えておくということを行います。
 銀歯治療でも、その後虫歯にならなければ何も問題ないのですが、もしも、虫歯が再発すれば、前回削ったものよりさらに大きく削る必要が出て、どんどん歯がなくなり、いずれは抜歯・・・となってしまいます。
歯の一生.jpg ”できるだけ、健康な歯を残す。”ことが、虫歯治療では大切なのです。ただし、何でもかんでもレジン治療が良いかといえば、残念ながら、そうではありません。
 レジン治療は、プラスチック素材のため、強度が足りません。また、”つば”など、水分が付くと歯とレジンが付かないという欠点があり、奥の方の歯や大きな虫歯、唾液が多い人には、不向きです。
 レジン治療は、比較的小さな虫歯には効果絶大なので、歯が痛くなる前に虫歯を治療して、再発予防のために、3が月に1一度は定期的な検診を受けましょう。 

奈良県大和高田市
医療法人 橙花会 ふかみ歯科・矯正科クリニック