ダラダラ飲み・ダラダラ食べ

 ダラダラ飲み・ダラダラ食べ

 1才を過ぎたら、断乳の努力に重点を!

 1才児は、お母さんがどんなに頑張っても、なかなかうまく歯みがきできないケースが多いでしょう。だからといって、落ち込まなくても大丈夫。1才代の虫歯は、歯みがきがヘタという問題以外に、ほとんどの場合、夜中の授乳が原因です。虫歯は口の中に糖が停滞している時間が長ければ長いほど、できやすくなります。また、寝ている間は、酸を中和する作用を持つ唾液が、ほとんど分泌されません。つまり、おっぱいや哺乳びんをくわえて、ウトウトしながらミルクを飲んでいる状態は、虫歯菌を元気にする最高の環境。1才代の虫歯予防については、歯みがきで格闘するよりも、夜中の授乳を卒業することのほうがよっぽど効果的ということです!

1才を過ぎたら少しずつ断乳の努力をし、特に夜間はミルクだけでなくイオン飲料や果汁、乳酸飲料のダラダラ飲みに気をつけましょう。

また、甘いものを飲んだり、食べたあとは、白湯やお茶を飲ませ、糖の濃度を下げるのも有効です。

 

だらだら食べないようにしましょう!

おやつを子供の自由にさせている家庭が増えていますが、子供に自由にさせると、どうしてもだらだら食べがちです。だらだらおやつを食べると長時間口の中が酸性になり、虫歯になりやすくなってしまいます。だらだら食べずに、しっかり時間を決めておやつを摂るようにしましょう。

おやつは甘くなければいいの?

 最近は、虫歯予防に熱心な保護者が増え、乳幼児の虫歯は減少してきました。

 「私はいっさい砂糖の入ったお菓子を与えていません」とおっしゃるお母さんがみえましたので、「どんなおやつを与えているのですか?」とお聞きすると、「まずポテトチップスなどのスナック菓子でしょう。それに虫歯にならないと言われているキャンディ。噛む力を鍛えるガムや歯を磨いてくれるガムなども与えています」と答えられました。

 これはめずらしい話ではありません。確かに砂糖ははっていいないでしょうが、これでいいのでしょうか。

 アメリカの絵本でJUNK FOODと書かれた肥満予防の絵本があります。JUNKとは、あまり良い意味で使われることばではありません。「ぼろ」「クズ」「くだらないもの」という意味です。

 ジャンクフードは、甘いチョコレートだけでなく、脂肪分の多いスナック菓子も入っています。

 スナック菓子ということばは、わが国であまり悪く思われていません。その理由は虫歯洪水の時代には、とにかく“甘いおかしはだめ!”と言われ続けてきたためでしょう。

 そこでスナック菓子の適当な日本語訳が必要だと思います。

 SOS食品などおもしろい訳でしょう。最初のSはSUGAR(砂糖)です。次のOはOIL(脂)、最後のSはSALT(塩分)。つまり砂糖だけでなく、脂も塩も過剰な摂取はよくないことも示しています。

 

 

虫歯になりにくいおやつの与え方 

おやつの内容を工夫してみましょう

子供の成長は早いため、大人に比べて体重の割には多くのエネルギーが必要ですが、子供は胃が小さく、消化機能も未熟なため、1日3回の食事では栄養を十分に摂り切れません。それを補うのがおやつです。

 

おやつは必ずしも甘いものやスナック菓子である必要はありません。虫歯や肥満になりやすい甘いものやスナック菓子だけでなく、おにぎり、小魚、焼いも、とうもろこし、チーズ、野菜スティックなどもおやつに取り入れていきましょう。子供の「好きなもの」ではなく、「必要なもの」を取り入れていく工夫が大切です。

スナック菓子は主原料がデンプンや油脂のため、高カロリーのものが多く、例えばポテトチップス1袋でご飯3杯分ものエネルギーになります。これだけで小学生の1日に必要なエネルギーの25~40%を摂ってしまうことになり、食事が食べられなくなったり、肥満の原因となりますので注意しましょう。

 

飲み物も工夫してみましょう

清涼飲料水、スポーツドリンク、ジュースなどは砂糖がたくさん入っていますので、虫歯や肥満のもとになります。缶ジュース1本で40g以上の砂糖を含んでいるものあります。また、酸性度の高いものが多く、虫歯の原因菌の活動を活発にします。飲み物は牛乳、お茶、麦茶など、砂糖の入っていないものも取り入れていきましょう。

意外に思われるかもしれませんが、スポーツドリンクには、ジュースと同じくらいの量の砂糖が含まれています。スポーツドリンクは、日常生活においては特に必要のないものです。体に良いものと思い、水代わりに頻繁に摂取すると、虫歯が多発しますので注意しましょう。

 

おやつの組み合わせも工夫しましょう

虫歯にならないようにするには、おやつをおにぎりや麦茶にするといいのですが、小学生くらいになると、たまにはケーキやジュースも摂りたくなると思います。

 

そのようなときは、ケーキとジュースというような、虫歯になりやすい組み合わせではなく、ケーキと牛乳というように、虫歯になりにくいおやつを組み合わせると、虫歯になりにくくなります。おやつの組み合わせも大切です。

 

※虫歯になりやすいおやつ

虫歯になりやすいおやつは、砂糖が多く含まれているもの(ジュースなど)、歯につまりやすいもの(ケーキなど)、口の中に長く留まるもの(あめなど)です。

 

1回の量を最初から決めましょう

子供は好きなものなら、お腹いっぱいになるまで欲しがります。好きだからとおやつを与え続けてしまうと、お腹いっぱいになるまで食べてしまいがちです。これでは、おやつのために3回の食事が食べられなくなってしまいます。おやつは1日に必要な栄養の1~2割以下に、甘いものは少なめに、1回に食べる量を保護者の方が決めてからあげるようにしましょう。

 

 

歯磨きが楽しみになるコツは、ママの笑顔!

 

さて、「イヤイヤ」するわが子が楽しく歯磨きに向き合うためにはどうしたらいいのでしょうか?そのためにはまず、いつでもママが笑顔でいること。それによって「歯みがきは怖いものじゃない」「ママが笑顔でいるということは、楽しいものなんだ」と子どもの警戒心を解く働きがあります。その上で、こういったことを試してみてはいかがでしょうか。

絵本で楽しいイメージを
子どもに歯みがきを身近に感じてもらうために、絵本を一緒に読んで楽しいイメージを作るのも効果的です。普段から歯みがきに慣れておくことで、抵抗が少なくなります。
子どもにママの歯を磨いてもらう
大人が子どもの歯を磨く、というのが一般的ですが、時には子どもにママの歯ブラシを渡して、歯みがきごっこをしてみては。始めは自分で磨いてもらい、仕上げを交代でするなど、歯みがき自体を親子の楽しい遊びにしてしまうのです。

 

子どもは使命感を感じて張り切って磨いてくれます。最初は加減が分からないので、のどに刺さらないように一緒に歯ブラシを持って「ごしごし」「しゅわしゅわ」と言いながら磨いてもらい、「今度は交代ね」と子どもの歯を磨いてあげるとやってあげたんだ、という満足感ですんなりとお口を開けてくれるのです。

 

歯みがきタイムをスキンシップの時間に

歯みがきはお口を開けてもらいながらじっくりと親子が向き合い、触れ合う場。抱っこをしてあげたり、おひざに乗せてあげたりと、子どもの喜ぶ方法をやり方を探してみましょう。

 

小さな勇気をたたえ、自信をつける

「がんばってお口を開けていられたね」「大きなあーん!ができたね」「泣かないでいられたね」「自分で歯ブラシを持てたね」などと、昨日よりもちょっとだけ上手に出来たら、小さな勇気を褒めて自信をつけてあげましょう。大人から見ると小さなことでも、子どもにとっては大きな試練かもしれません。そういったことの積み重ねで自信がつき、子どもは歯みがきが好きになっていくのです。

 これから成長していく子どもにとって、歯みがきの正しい習慣を身につけていくことは生活の大切な基盤です。不安な気持ちにやさしく寄り添い、一緒に克服していけるようにママの笑顔で背中を押してあげましょう。そして、お手本となるようなママの歯みがきももちろん忘れずに!
  1. 奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科

    ふかみ歯科・矯正科クリニック

    香芝市・橿原市からも多数来院されています。