摂食嚥下のメカニズム

摂食とは、、

食べ物を見てから咀嚼(かむこと)して嚥下(飲み込む)する

一連の働きを表しており、1

嚥下(えんげ)とは、、

食べ物を飲み込み胃へ送ることを表しています。

嚥☜難しい漢字が使われていますが、この漢字の由来は、中国でツバメの子が餌を丸呑みにする様子から作られたそうです。口へんに燕(つばめ)と書いて”飲み込む“という意味になったそうです。

 

 

【1】先行期

食べ物を口に運ぶ前の段階。

食物の形や量、質などを認識して、食べ方を判断したり、唾液の分泌を促したりします。

 

【2】準備期

食物の状態に応じて噛み砕き、飲み込みやすい形状(食塊)にします。

<咀嚼の重要性>

この時期で最も大切なのは、口の中や舌の感覚と下顎(下あご)と舌の運動です。 舌を適当に変形させて食物が喉の奥などに行かないよう、左右の歯で噛めるよう食物の移動を行い、よく噛むこと(毎秒1~2回で1日に600回以上)です。 噛むことができて初めて唾液と充分混ぜ合わされた食塊(飲み込みやすい食物のかたまり)がつくられるのです。 顎関節の異常、歯の残存数や噛み合わせ、入れ歯の具合が悪くて噛むことを怠ると筋肉や感覚の衰え、だ液の分泌減少が急速に進みます。 特にご高齢の方では、周りの方が注意をして歯科検診と治療をすることが重要となります

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【3】口腔期

形成された食塊が、複雑な舌の運動により後方の咽頭へ送られる時期です。

この段階から嚥下をスタートするきっかけとなります。3

【4】咽頭期

食塊が気管に入り込むのを防ぐ、複雑なメカニズムが働きます。

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【5】食道期

食塊が送り込まれると、上食道括約筋が収縮して、食道を閉鎖して喉頭への逆流を防ぎ、胃に送り込みます。

 

この一連の動きは年齢とともに衰えていき、誤嚥性肺炎や摂食嚥下障害にもつながっていきます。

高齢になると、舌や頬の筋力が低下してきたり、唾液分泌量が低下するなど様々な症状が出てきます。

少しでも改善するために、お口の筋力を高めることが重要になっていきます。

簡単にできる運動として、パタカラ運動を紹介します。

 

PA TA KA RA トレーニング

1 パ

破裂音の「パ」は、唇をしっかりと閉めて発音します。

唇は食べ物をお口の中に取り込んで、こぼさないようにする役割があります。

「パ」の発音は唇を閉める筋力を鍛え、食べ物をお口からこぼさないようにします。

2 タ

「タ」は舌を上あごにしっかりとくっつけることで発音します。

口腔内で食べ物を噛む時や、噛み終えた食べ物を飲み込む時には、舌の全面が上あごにグッとついていなくてはいけません。

舌が上あごについていないと、食べ物を押しつぶしたり、ゴックンと飲み込んだりすることができないためです。

「タ」の発音は上あごから下あごへ舌を打ちつけるので、舌の筋肉のトレーニングになります。

3 カ

「カ」はのどの奥に力を入れて、のどを閉めることで発音します。

食べ物を飲み込み、そして食道へと送るためには、一瞬呼吸を止めることが必要です。

この動きができなければ食べ物をスムーズに食道へと運ぶことができません。

「カ」の発音は、誤嚥せずに食べ物を食道に送るトレーニングができます。

4 ラ

「ラ」は舌をまるめ、舌先を上の前歯の裏につけて発音します。

食べ物を口腔内まで運び、飲み込みやすいようにするためには、舌がよく動かなくてはなりません。

「ラ」の発音は、食べ物をのどの奥へと運ぶための舌の筋肉のトレーニングができます。

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パタカラ体操は、お食事前に行うことで効果的です。

 

奈良県 大和高田市の歯科・矯正歯科

ふかみ歯科・矯正科クリニック

香芝市・橿原市からも多数来院されています。